シェードガーデンとは?日当たりの種類と「日陰の庭」のつくり方

「良い庭」と言うと、どんな庭を思い浮かべますか?

日差しがたっぷりと降り注ぎ、色鮮やかな花々が咲き乱れる庭ももちろん素敵ですが、樹木で覆われた適度に陰がある庭も素敵です。

この記事では、日陰の魅力を引き出した「シェードガーデン」について解説します。

ぜひ参考にしてください。

シェードガーデンとは

シェードガーデンとは

シェードガーデン(shade garden 英)とは、日陰の庭のことです。

日当たりが良い庭に木を植えて敢えて日陰を作り、日陰で育つ花や草木を育てます。

また、単に日陰の庭に植物を育てることを指すこともあります。

ほとんどの花の成長には日光が不可欠ですが、グリーンに関してはそうではありません。

強い直射日光が当たると枯れてしまう種類も多いので、上手に種類を選べばグリーン豊かなシェードガーデンを作れます。

シェードガーデンは状態によって5種類に分かれる

シェードガーデンは状態によって5種類に分かれる

シェード(陰)には、次の5つの種類があります。

<シェードの種類>

  1. 木陰(ライトシェード)
  2. 半日陰(ハーフシェード)
  3. 濃い日陰(ディープシェード)
  4. 湿った日陰(ダンプシェード)
  5. 乾いた日陰(ドライシェード)

陰の種類によって、適している植物や育て方、楽しみ方が異なります。

それぞれの日陰について詳しく見ていきましょう。

シェードガーデンの種類1.【木陰】ライトシェード

シェードガーデンの中でも、もっとも植物を育てやすいのが「木陰(ライトシェード)」です。

枝葉の間から時折木漏れ日が射し込み、植物だけでなく人間にとっても居心地の良い空間になります。

ライトシェードを楽しむためには、まずは木陰を作る木を植えなくてはなりません。

落葉樹なら、春夏は葉が生い茂って強い日光を遮り、秋冬は葉が落ちて貴重な日光を庭全体に届けてくれます。

落葉樹の根元は、チューリップやスイセンなどの春に花咲く球根を植える場所としても適しています。

ライトシェードは、薄い緑色や斑入りのリーフプランツを育てる絶好の場所です。

以下の植物を育ててみてはいかがでしょうか。

<ライトシェードにおすすめの草花>

リーフプランツ ホスタ(ギボウシ)、ヒューケラ、カレックス、ラミウム、シダ類
アジュガ、ヒヨドリバナ、ミヤマオダマキ、セイヨウオダマキ、クリスマスローズ
球根植物 アガパンサス、ヤマユリ、ムスカリ、シラー

ホスタは、シェードガーデンに欠かせないリーフプランツです。

種類が豊富で育てやすいですが、あまりにも多くの種類を植えこむと、まとまりがない庭になってしまいます。

2、3種類に絞って植えこむほうが良いでしょう。

シェードガーデンの種類2.【半日陰】ハーフシェード

1日のうち数時間のみ日光が当たるシェードガーデンを「半日陰(ハーフシェード)」と呼びます。

木陰である必要はなく、塀やフェンスのそば、建物の影などで日当たりが悪くなった場所もハーフシェードと分類できます。

ハーフシェードに適した植物は多いので、ガーデニングの楽しみが広がる環境です。

花が咲く種類を植えれば、華やかな庭を作ることができます。

<ハーフシェードにおすすめの草花>

リーフプランツ 斑入りのホスタ、ヒューケラ、カレックス、ヤブラン、シダ類
アジュガ、ティアレア、ベルゲニア、ミヤマオダマキ、クリスマスローズ
球根植物 アガパンサス、ムスカリ、シラー

シェードガーデンの種類3.【濃い日陰】ディープシェード

建物の北側の土地のように直射日光がほとんど射し込まない日陰を「濃い日陰(ディープシェード)」と呼びます。

常緑樹で覆われた場所も一年中日光が当たりにくくなるので、ディープシェードの一種です。

ライトシェードやハーフシェードと比べると適した植物が少ないため、ガーデニングの難易度は上がります。

<ディープシェードにおすすめの草花>

リーフプランツ 葉色の濃いホスタ、ヤブラン、オシダ、クジャクシダ、ラミウム
ツワブキ

シェードガーデンの種類4.【湿った日陰】ダンプシェード

木に囲まれた池のほとりのように、湿地帯に広がる日陰を「湿った日陰(ダンプシェード)」と呼びます。

もちろん家に池がなくても、水たまりがよくできる環境や水はけが悪い裏庭などがあれば、ダンプシェードとしてガーデニングを楽しめます。

<ダンプシェードにおすすめの草花>

リーフプランツ ホスタ、リョウメンシダ、カレックス、クサソテツ
キョウガノコ、ユキノシタ

シェードガーデンの種類5.【乾いた日陰】ドライシェード

日陰の中には水はけがよく、乾燥した場所もあります。

乾燥した日陰を「乾いた日陰(ドライシェード)」と呼び、水が苦手な植物を選んでガーデニングを楽しみます。

一般的に、葉が硬い種類のリーフプランツは、ドライシェードに適していることが多いです。

<ドライシェードにおすすめの草花>

リーフプランツ カレックス、ニューサイラン
ハナアロエ
球根植物 チオノドクサ、ゼフィランサス

シェードガーデンとは「日陰の庭」を活かし、植物を育て楽しむこと

日当たりが悪い庭でも、充分にガーデニングを楽しむことが可能です。

シェードガーデンの種類を分析し、適した植物を植えていきましょう。

日光を好む植物よりも水やりをする頻度が少ないので、手間をかけずに庭づくりしたい方にもおすすめです。