外壁材の種類は何が良い?人気7種の特徴を比較して失敗しない選択を

外壁材に何を選ぶかで、住宅のイメージや性能は大きく左右されます。

また、外壁材の張り替えには約150~350万円と高額の費用がかかるため、納得できる素材を慎重に選びたいものです。

人気の7種類の外壁材の特徴を紹介するので、ぜひ新築時やリフォーム時の参考にしてください。

外壁材の種類1.窯業系サイディング

外壁材の種類1.窯業系サイディング

メリット デメリット
  • デザインの選択肢が多い
  • 施工しやすい
  • 遮音性と耐火性に優れている
  • 熱がこもりやすい
  • 防水性が低い
  • シーリング部分に亀裂が入りやすい

現在、戸建て住宅の外壁素材の主流は、窯業系(ようぎょうけい)サイディングです。

サイディングとは外壁に用いるパネルのことです。

必要に応じてカットして張り付けて施工するため、施工時間が短く、クオリティを均一に保てるメリットがあります。

とりわけ窯業系サイディングは選択肢が多く、遮音性と耐火性に優れているため、人気があります。

しかし、デメリットもあります。

壁自体に熱がこもりやすく防水性が低いため、定期的に洗浄機等で汚れを落とす必要があるでしょう。

また、シーリング部分に亀裂が入りやすいので、こまめなメンテナンスが必要です。

価格目安 耐用年数 塗り替え目安
5,000~15,000円/平米 10~20年 8~10年

外壁材の種類2.金属系サイディング

外壁材の種類2.金属系サイディング

メリット デメリット
  • 重量が軽い
  • 耐震性と断熱性に優れている
  • 価格が低め
  • 錆びが発生しやすい
  • へこみやすい
  • 塩害に弱い

金属系サイディングは、屋根材としても用いられるアルミニウムやガルバリウム鋼板などからできているため、重量が軽く、住宅に負荷をかけにくい外壁材です。

また、耐震性と断熱性に優れ、価格が低めなので、予算が厳しいときにもおすすめです。

しかし、金属のため、錆びが発生しやすくへこみやすいというデメリットがあります。

そのため、海のそばなどの塩害を被る可能性がある場所にはおすすめできません。

価格目安 耐用年数 塗り替え目安
3,000~8,000円/平米 20~30年 10~15年

外壁材の種類3.樹脂系サイディング

外壁材の種類3.樹脂系サイディング

メリット デメリット
  • 耐久性が優れている
  • 基本的に塗り直しが不要
  • 重量が軽い
  • 耐火性が低い
  • カラーの選択肢が少ない
  • 色合いに深みがない

重量が軽く耐久性に優れているため、長期間に渡って快適に利用できる点が樹脂系サイディングのメリットです。

サイディング自体に塗料が練りこまれているので、基本的に塗り直しが不要で、メンテナンス費用があまりかからない点も魅力です。

しかし、耐火性が低くカラーバリエーションが少ないため、日本の住宅ではあまり採用されていません。

また、色合いが平坦で、住宅に奥行きがないような印象を与えてしまいます。

価格目安 耐用年数 塗り替え目安
7,000~10,000円/平米 10~20年

外壁材の種類4.木質系サイディング

外壁材の種類4.木質系サイディング

メリット デメリット
  • 木のぬくもりが感じられる
  • 断熱性が高い
  • 高級感のある外観
  • 防水性が低い
  • メンテナンス費用が高め
  • 腐食・変色の恐れがある

無垢材等の木を使用した木質系サイディングを外壁に用いると、ぬくもりのある住宅に仕上がります。

高級感も生まれ、屋内の暖かさも保てますが、防水性が低いという点には注意が必要です。

防水性を維持するためには、こまめにメンテナンスをしなくてはいけません。

塗装を定期的におこなわないと、腐食したり変色したりする恐れがあります。

価格目安 耐用年数 塗り替え目安
6,000~10,000円/平米 10~15年 5~8年

外壁材の種類5.モルタル

外壁材の種類5.モルタル

メリット デメリット
  • 複雑な形状の壁にも塗装できる
  • 継ぎ目のない仕上がり
  • 耐震性と耐火性が高い
  • 施工期間が長い
  • ひび割れが起こりやすい
  • 防水性が低い

戸建て住宅では、パネル(サイディングボード)を張って外壁を仕上げることが一般的ですが、少し前まではモルタル材で仕上げることがよくありました。

モルタルとは砂とセメントを混ぜて作った素材で、複雑な形状の壁にも塗装でき、継ぎ目なく仕上げられるというメリットがあります。

また、耐震性と耐火性が高い点もモルタルの魅力です。

しかし、サイディング工事と比べると、塗装に時間がかかることやひび割れが起こりやすいことなどのデメリットもあります。

また、モルタル材には凹凸が多いため、水分を含みやすく、コケやカビが生えやすい点にも注意が必要です。

価格目安 耐用年数 塗り替え目安
2,000~8,000円/平米 10~15年 5~8年

外壁材の種類6.タイル

外壁材の種類6.タイル

メリット デメリット
  • 耐久性が高い
  • 防水性が高い
  • 汚れにくく、メンテナンスしやすい
  • コーキング部分にひびが入りやすい
  • 施工期間が長い
  • 重量が重い

耐久性と耐水性、防汚性に優れるタイルを外壁材に選べば、美しい外観を長期にわたって維持しやすくなります。

しかし、重量が重いためコーキング部分にひびが入りやすく、継ぎ目に関してはこまめなメンテナンスが必要となるでしょう。

また、サイディング工法と比べると施工期間が長い点にも注意が必要です。

価格目安 耐用年数 塗り替え目安
7,000~12,000円/平米 20~30年 10~15年

外壁材の種類7.ALC

外壁材の種類7.ALC

メリット デメリット
  • 重量が軽い
  • 耐久性に優れている
  • 断熱性に優れている
  • 防水性が低い
  • 価格が高め
  • シーリング部分にひびが入りやすい

通常のコンクリートの約1/4しか重さがないALCパネルは、住宅に負荷をかけず、耐久性に優れている外壁材です。

軽量気泡コンクリートともいい、英語名称『Autoclaved Lightweight aerated Concrete』の略称としてALCパネルと呼ばれます。

ただし、気泡を多く含むため、防水性が低く、定期的に防水効果のある塗料を塗り直す必要があります。

また、価格が高めなので、予算が少ないときには選びづらいかもしれません。

価格目安 耐用年数 塗り替え目安
5,000~10,000円/平米 50年以上 10~15年

外壁材の種類と特性を知って、自分の条件に合ったものを選ぼう

外壁材の特性を知っておくと、理想の住宅に近づけます。

メンテナンスの時期や価格目安も参考に、ぜひご自身にもっとも合った外壁材をお選びください。