外壁サイディングとは?種類・特徴・メンテナンスについて紹介

近年、戸建て住宅の外壁に「外壁サイディング」が用いられることが主流になってきました。

外壁サイディングとは何か、また、種類や特徴、メンテナンスの頻度や費用について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

外壁サイディングとは

外壁サイディングとは

外壁サイディングとは、外壁用のサイディングボードのことです。

また、サイディングボードを用いて外壁を完成させることも、外壁サイディングと呼ぶことがあります。

サイディングボードとはパネル状の建築資材のことで、必要に応じてカットして壁に貼り合わせて使用します。

サイディングボードとサイディングボードの間はシーリング材でつなぎ、隙間から雨や汚れが入り込まないように覆います。

モルタル材との違い

外壁サイディングが主流になるまでは、個人の一戸建て住宅の外壁に「モルタル材」が使われていることが一般的でした。

モルタル材とは砂とセメントを混ぜて作る素材で、壁に塗って仕上げます。

サイディングボードのように形状が完成した状態で販売されているわけではないため、曲線や極小の壁にも使用することができ、自由度が高いというメリットがあります。

しかし、モルタルは凹凸が多いため、湿気を含み、カビやコケが生えやすいという点には注意しなくてはいけません。

また、水分がモルタルの奥まで入り込んでしまうと、家屋そのものが腐り、耐久性が著しく衰えるというデメリットもあります。

外壁サイディングの種類

外壁サイディングの種類

外壁サイディングには、素材によっていくつかの種類があります。

もっとも多く利用されているのは、セメントと繊維を混ぜて焼いて作られる窯業系(ようぎょうけい)サイディングです。

その他にも、アメリカやカナダで人気の樹脂系サイディング、屋根材等に用いるアルミニウムやガルバリウム鋼板を使った金属系サイディング、天然の木を用いた木質系サイディングがあります。それぞれの特徴について見ていきましょう。

窯業系サイディング

価格目安 耐用年数
5,000~15,000円/平米 10~20年

窯業系サイディングは、種類が多く、好みのデザインが見つかりやすいというメリットがあります。

また、耐火性や耐震性、遮音性に優れているため、過ごしやすい家を実現することができるでしょう。

しかし、汚れが付着しやすいので、定期的に洗浄機等で汚れを落とし、コケやシミ等ができないようにメンテナンスしてください。

樹脂系サイディング

価格目安 耐用年数
7,000~10,000円/平米 10~20年

重量が軽く耐久性に優れている点が、樹脂系サイディングの特徴です。

サイディングボードに塗料が練りこまれているので、基本的に塗り直し等のメンテナンスが不要になります。

ただし、北米では人気ですが、日本ではあまり利用されていないため、デザインが少なく、好みのものが見つかりにくいというデメリットがあります。

金属系サイディング

価格目安 耐用年数
3,000~8,000円/平米 20~30年

金属系サイディングは、アルミニウムやガルバリウム鋼板などからできている外壁材です。

屋根材として用いられる金属が原料のため、重量が軽く、住宅に負荷をかけにくいです。

耐震性と断熱性に優れ、なおかつ価格が低めというメリットもありますが、錆びやすくへこみやすいというデメリットがあります。

とりわけ海岸付近では塩害の恐れがあるため、あまりおすすめできません。

木質系サイディング

価格目安 耐用年数
6,000~10,000円/平米 10~15年

天然木を使用した木質系サイディングは、ぬくもりと高級感のある外観が特徴です。

室内を暖かく保つというメリットもありますが、外壁に水分を含みやすく、カビやコケが生じやすい点には注意が必要です。

外壁サイディングの特徴

外壁サイディングの特徴

外壁サイディングを用いると、モルタルやレンガ、タイルなどの他の資材と比べて施工期間を短縮できます。

また、取り扱っている工務店が多いため、工事を依頼する選択肢が多い点もサイディング工法の魅力です。

さらに、ひび割れしにくいという点もメリットです。

シーリング部分にひび割れが生じることはありますが、サイディングボード自体には亀裂が入りにくく、長期にわたって美観を維持できます。

外壁サイディングのメンテナンス

外壁サイディングのメンテナンス

外壁サイディングを美しいままで保つことは重要です。

外壁は住宅の外観を左右する部分なので、汚れていたりひび割れがあったりすると、著しく見た目が悪くなってしまいます。

また、シーリング部分に亀裂が入っているのを放置していると、水や汚れが入り込み、住宅自体が腐敗し、劣化する要因になります。

定期的に以下のメンテナンスをして、最良の状態に保ちましょう。

<サイディングのメンテナンス>

  • 耐用年数の1/3~1/2の間隔で、耐水効果や防汚効果のある塗料を塗装する
  • 年に数回はシーリング部分をチェックし、亀裂等がないか確認する

外壁サイディングは家の顔!特性を知って理想の住宅に活かそう

外壁サイディングは住宅の顔でもあります。

特性を知って最適な素材を選び、理想の住宅を完成しましょう。

また、定期的にリフォームやメンテナンスをすることも大切です。

美しいまま保つことで、建物そのものの寿命を延ばすことができます。