外壁塗装をDIYする時のポイントは?塗料・道具・手順などを解説
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なんとなく外壁が薄汚れて見えるのは、塗装が剥がれてきているからかもしれません。
定期的に業者に塗り直してもらうことが必要ですが、道具を揃えて手順を守れば、DIYでも塗り直すことは可能です。
外壁塗装をDIYするポイントを紹介するので、ぜひ実施してみてください。
目次
外壁塗装をDIYする時のポイント1.『塗料』について知ろう!
外壁塗装には『塗料』が必要です。以下の3つのポイントで適切な塗料を選んでください。
<塗料選びのポイント>
- 外壁の素材に合っているものか
- 納得できる色味か
- 期待する効果を得られるか
外壁の素材によって、塗料の種類が異なります。
モルタルやサイディング、コンクリートなど、住宅の外壁素材に合わせた塗料を選びましょう。
塗料の色も重要です。
缶に仕上がりの色見本が記載されていますので、参考にしてください。
外壁全体に塗装すると缶の色見本よりも濃い印象になることが多いので、迷ったときは薄めの色を選ぶことをおすすめします。
また、効果にも注目です。
塗料には遮熱性や防水性、UVカット効果などのさまざまな効果を持つものがあるので、必要な機能を有する塗料を選びましょう。
例えば降雨量や湿気が多い地域に建つ住宅になら、防水効果のある塗料がおすすめです。
日差しが強い地域ならUVカット効果、屋内に熱がこもりやすいときは断熱効果のあるものを検討しましょう。
塗料の種類についても知っておこう
塗料はアクリル系・ウレタン系・シリコン系・フッ素系の4つに大別でき、それぞれ機能や価格、耐用年数が異なります。
予算や求める機能によって、適切な種類を選ぶようにしてください。
種類 | 耐用年数 | 価格相場 | 効果 |
---|---|---|---|
アクリル系 | 5~8年 | 1,000~1,500円/平米 | 軽いため、塗りやすい |
ウレタン系 | 7~10年 | 1,500~2,000円/平米 | 防水性に優れる |
シリコン系 | 10~15年 | 2,500~4,000円/平米 | 現在の主流。弾性に優れる |
フッ素系 | 15~20年 | 3,500~5,000円/平米 | 耐久性に優れる |
下塗りも忘れずに
「下塗り不要」と記載された塗料も多いですが、できれば下塗りをしてからメインとなる塗料を塗るようにしてください。
下塗りをすることで格段に塗料の持ちが良くなるだけでなく、発色が良くなり、見た目もグレードアップします。
また、メインの塗料も、少なくとも2回以上は塗布するようにしてください。
塗料をしっかりと塗ることで、お住まいの住宅の寿命そのものを延ばすことにつながります。
下塗りと合わせて3回以上塗ることが鉄則です。
外壁塗装をDIYする時のポイント2.基本の『道具』を揃えよう
外壁塗装には、少なくとも以下の『道具』が必要です。
塗装を始める前に、必要な道具を準備しましょう。
<外壁塗装に必要な道具>
- 高圧洗浄機
- 外壁洗浄剤、ブラシ、バケツ
- 養生シート、養生テープ
- コーキング材、サンドペーパー
- 塗料、ローラー、刷毛
外壁塗装を始める前に必ず外壁全体を綺麗に洗浄しますので、高圧洗浄機や外壁洗浄剤、ブラシ、バケツを用意しておきましょう。
汚れやコケ、カビ、錆び等が付着していると塗料が壁面に密着せず、早期に剥がれ落ちてしまいます。
また、外壁に軽微なひび割れ等がある場合には、コーキング材とサンドペーパーを使って補修しておくことでも塗料の耐用年数を延ばせます。
その他にも、塗料がついて欲しくない屋根などを守るための養生シートと養生テープ、塗装本番のための塗料とローラー、刷毛も必要です。
なお、ローラーと刷毛は、それぞれ下塗り用と上塗り用に分けて用意しておきましょう。
外壁塗装をDIYする時のポイント3.『手順』を守ろう!
外壁塗装は以下の『手順』で行います。
各段階において必要なものを手元に揃えてから始めてください。
<外壁塗装の手順>
- 洗浄(高圧洗浄機、ブラシ、バケツ)
- 養生(養生シート、養生テープ)
- 補修(コーキング材、サンドペーパー)
- 下塗り(下塗り用のローラー、刷毛)
- 上塗り(上塗り用のローラー、刷毛)
洗浄作業をするときは、削り取ったほこりやカビ、錆び等が身体に入らないように、ゴーグルとマスクをするようにしてください。
また、高い部分を下塗り・上塗りする時、補修する時には脚立や足場が必要になります。
安定性が高く、不安なく作業できる脚立を準備しておきましょう。
脚立に乗っての作業に不安を感じる方は、無理にDIYをするのではなく、塗装業者に任せましょう。
外壁塗装をDIYする時のポイント4.『注意点』をおさえておこう!
外壁塗装をする時は、以下の『注意点』をおさえておきましょう。
難しいと感じる時は、無理をするのではなく業者に依頼してください。
<外壁塗装の注意点>
- 洗浄や補修などの下地準備を丁寧に行う
- 下塗りも外壁全体をもれなく塗るように注意する。色がつくタイプの下塗り罪なら、塗り忘れを防ぐことができる
- 上塗りは少なくとも2回は実施する
- 雨が降らず、比較的乾燥した日を選んで塗る
- 30度以上の日なら2時間以上、10度前後の日なら8時間以上の間隔を空けて塗り重ねる
外壁塗装をDIYする時は各ポイントをおさえて綺麗に!安全に!
DIYなら、施工費用をおさえて好きなタイミングで外壁塗装をすることができます。
しかし、手順や道具などのポイントを把握しておかないと、思ったような仕上がりにならないこともあります。
また、安全性の確保も大切です。無理のない範囲で実施するようにしてください。