猫と暮らす部屋づくりのポイント!5つのチェックで快適空間を
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家族みんなが幸せになる住宅には、さまざまな工夫が詰まっています。
猫と一緒に暮らす部屋なら、猫も人も幸せになる工夫が必要です。
猫と暮らす部屋づくりのポイントを5つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
猫と暮らす部屋づくりとは?
太古の昔から人と猫は一緒に暮らしてきたと言われていますが、好きなものや習性は大きく異なります。
そのため、人間にとっての住みやすさだけを追求すると、猫にとっては居心地が悪くなってしまう恐れがあります。
猫と暮らす部屋づくりとは、猫の習性に合い、猫が楽しく過ごせ、なおかつ人間も快適に生活できる部屋をつくることです。
次の4つのポイントに留意することで、猫も人間もお互い楽しめる空間が作れるでしょう。
<猫と暮らす部屋づくりのポイント>
- 各部屋の間を自由に行き来できること
- 外が良く見えて日当たりの良い場所があること
- 高い場所に行き来できること
- 狭くて囲まれた、隠れる場所があること
猫と暮らす部屋づくり1.各部屋の間を自由に行き来できる?
猫は走り回ることが大好きです。
しかし、わざわざ広大なリビングを用意する必要はありません。
部屋と部屋を自由に行き来できる猫専用の小さなドアがあれば、猫は好きな場所に移動でき、好きなように走り回ることができます。
壁や扉の下方に小さなドアを取り付け、猫の行動範囲を広くしてあげましょう。
上部に蝶番をつけて開閉できるようにすることもできますが、扉を怖がって利用しない猫もいるので、できれば扉のないくぐり戸にしてください。
猫と暮らす部屋づくり2.外が良く見えて日当たりが良い場所はある?
猫は日向ぼっこが大好きです。
家の中に外が良く見えて日当たりが良い場所があれば、猫が過ごしやすいように小さなベッドや台を置いてあげましょう。
理想を言えば、異なる方角に何ヶ所か日当たりが良く外の景色が良く見える場所があることが好ましいです。
日差しを追いかけて場所を変えれば、一日中日向ぼっこを楽しむことができます。
猫と暮らす部屋づくり3.高い場所に行き来できる?
猫は高いところが大好きです。
戸棚や冷蔵庫、カーテンレール、エアコンの上などに上がりたがります。
猫が上がりやすいように壁に階段状の棚を取り付けてあげるなら、家の中の高い場所がつながって「キャットウォーク」として遊べます。
猫が上がっても大丈夫なように、家具や冷蔵庫の上もこまめに掃除をし、小さなベッドでも置いてみましょう。
ただし、後付けのカーテンレールやエアコンなどの強度に問題があるものには、猫が上がらないような工夫が必要です。
周囲に飛び移れるような棚・台がある場合は、取り払っておきましょう。
カーテンレール自体を取り外し、天井にカーテンボックスを直付けするのもおすすめです。
大掛かりなリフォームが難しい賃貸住宅にお住まいの方には、人気のキャットタワーを置くことでも猫の好む部屋づくりを目指せます。
猫が飛び乗っても倒れないように、キャットタワーはしっかりと固定してください。
また、猫が粗相をしたときに備えて、人間の手が届く範囲にキャットウォークやキャットタワーを設置することも大切です。
いつも清潔な空間で猫が過ごせるように、定期的に掃除をしてください。
猫と暮らす部屋づくり4.狭くて囲まれた、隠れる場所はある?
猫は狭くて囲まれた場所が大好きです。
明るい日差しも好みますが、暗くて隠れられる空間も必要としています。
ダンボール箱や使っていないカゴなどを使って、猫専用の隠れ家を作ってあげましょう。
かわいいデザインなら、インテリアにもなります。
ただし、猫は気まぐれなので、1匹だけと暮らしている場合でも、できれば2ヶ所以上の隠れ家を用意してください。
適当なダンボール箱がない場合は、ベッドやテーブルの下に寝るスペースを作ってあげるだけでもOKです。
猫は甘えん坊ですが、一匹でいることも好むため、誰にも邪魔されずに過ごせる空間を用意しておくことは猫のストレス軽減にも役立ちます。
猫と暮らす部屋づくりに必須の爪とぎ対策とトイレのしつけ
猫が快適に暮らすために、爪とぎ対策も必要です。
家の中の1、2ヶ所に爪とぎを置き、思いっきり爪をとげるようにしておきましょう。
壁紙やカーペットなどで猫が爪とぎをしたときは、すぐに抱き上げて爪とぎの場所に連れて行き、正しい場所で爪をとぐことを教えてください。
猫の爪とぎにはカーペットタイプやダンボールタイプ、木製タイプなどいくつかの種類があるので、まずは1つ買ってみて、猫が使わないときは別のタイプに買い替えましょう。
猫はトイレを共用しないため、1匹に1ヶ所準備しておく必要があります。
猫の頭数よりも1つ多いトイレを用意しておくなら、万が一、猫が気に入るトイレが被ったときも安心です。
猫のトイレトレーニングは簡単で、通常、数回トイレの場所を教えるだけで完了します。
ただし、猫が1週間トイレを覚えないときは、トイレの場所・環境に問題があると考えられます。
玄関のそばなどの落ち着かない場所や、洗濯機の近くなどの振動・騒音がある場所は避け、落ち着いて過ごせる空間にトイレを置いてあげましょう。
猫と暮らす部屋の基本は、飼い主と猫の両方が快適であること
猫と楽しく暮らすためにも、飼い主と猫の双方にとって快適な部屋を作る必要があります。
お互いがストレスなく暮らせるように、飼い主が掃除しやすく、なおかつ猫が気に入る場所をいくつも用意しておきましょう。