介護リフォームを成功させるコツ!失敗しないためのポイント

家族に介護が必要になることで、生活のしやすさが大きく変化します。

そこで検討したいのが「介護リフォーム」です。

介護者と被介護者が暮らしやすいように家の内外を改造することで、生活の質を向上させることができるでしょう。

介護リフォームを成功させるコツやおさえておきたいポイントについて詳しく解説します。

介護リフォームとは

介護リフォームとは

「介護リフォーム」とは、自宅で介護が必要になったときに介護者・被介護者共に暮らしやすいように住宅をリフォームすることです。

例えば車いすで生活する場合、片開きタイプのドアなら開閉するたびに車いすを前後しなければならず、決して移動しやすいとは言えません。

しかし、引き戸タイプのドアなら、車いすに乗ったままでも開閉しやすく、家の中での移動が楽になるでしょう。

また、浴室やトイレに手すりがあれば、一人で立ち上がることが難しい方も入浴や排泄がしやすくなります。

つまり、介護リフォームをすることで、介護者・被介護者が暮らしやすくなるだけでなく、被介護者が自分一人でできることが増え、精神的・身体的自由を得やすくなるのです。

介護が必要ではないときも介護リフォームが役に立つ

介護しやすいようにリフォームすることで、介護を必要としていない方も生活しやすくなることがあります。

例えば、車いすでの移動が楽なように家の中の段差を極力排除するなら、ケガで足に支障が出たときや妊娠中のときにも、家の中の移動に不安がなくなります。

また、段差を少なくしておくことで、赤ちゃんや幼児、高齢者の転倒事故を防ぐこともできるでしょう。

つまり、介護目線で住宅を改造することで、さまざまな状況の方の暮らしやすさが向上するのです。

介護リフォームの補助金を活用しよう

介護リフォームの補助金を活用しよう

満40歳以上の国民すべてが加入する「介護保険制度」では、介護リフォームの費用への補助金支給もおこなっています。

要支援1、2、あるいは要介護1~5のいずれかに認定されている被保険者は、介護保険被保険者証に記載されている住所の住宅をリフォームする際に、最大20万円(自己負担1~3割)までの補助金を受給することが可能です。

なお、自己負担の割合は、被保険者の所得によって変わります。

補助金の金額の計算方法

例えば介護保険の自己負担割方が1割の方が、住宅を介護目的でリフォームするとしましょう。

リフォーム費用に20万円がかかった場合は、1割に相当する2万円を被保険者が負担し、残りの18万円に関しては補助金が支給されます。

リフォーム費用が20万円を超える場合は、超過分と2万円を自己負担し、残りの18万円を補助金によってカバーされます。

例えばリフォーム費用が30万円なら、30万円-20万円=10万円に、20万円の1割に相当する2万円を加えた12万円を被保険者が負担することになります。

なお、介護リフォームは、何回かにわけて利用することも可能です。

最初のリフォームで5万円がかかった場合は、次回の介護リフォームで15万円を限度として補助金を受給することができます。

例えば1回目のリフォームで廊下に5万円の手すりを付け、2回目のリフォームで30万円の費用をかけて浴室の段差をなくしたとしましょう。

1割負担の場合なら、1回目のリフォームで45,000円、2回目のリフォームで135,000円の補助金を受給できます。

介護リフォーム補助金のルール

介護保険の住宅改修費補助金制度とは、最大20万円のリフォーム費用に関して、自己負担割合が1割の方なら最大18万円、2割の方なら最大16万円、3割の方なら最大14万円の補助金を受けられる制度です。

しかし、被保険者が転居し、介護保険被保険者証に記載されている住所が変わったときは、再度20万円のリフォーム費用に対して補助金を受給することができます。

また、最初にリフォームをしたときよりも要介護区分が3段階以上進んだ場合にも、再度20万円のリフォーム費用に対して補助金を受給することが可能です。

介護リフォームの範囲

介護リフォームとして認められるのは、以下の6つの工事に限られます。
<介護保険住宅改修費補助金の支給対象となる工事>

  • 廊下や階段、浴室等のの手すりの取り付け工事
  • 床の段差を解消するための工事(玄関までのスロープ設置も含む)
  • 滑り止め効果のある床材や移動しやすい床材への取り替え工事
  • 開閉しやすい扉への取り替え工事
  • 洋式便器への取り替え工事
  • 1~5の工事に付帯する工事

介護リフォーム前におさえておきたいポイント

介護リフォーム前におさえておきたいポイント

介護リフォームを計画している方は、以下のポイントについて考えてみましょう。

1.被介護者が動きやすいようにデザインされているか

手すりやスロープさえ取り付ければ、被介護者が動きやすくなるわけではありません。

設計士と話し合い、手すりを取り付ける位置や高さ、手すりの太さを吟味しましょう。

2.介護者が動きやすいデザインか

入浴や排泄の介助をする場合、介護者の動きやすさについても吟味しなくてはいけません。

中腰にならずに介助できる高さなのか、充分なスペースがあるのか等を考えてリフォームしましょう。

介護リフォームは現在の安心・安全と、将来への備えのために

介護が必要になる可能性は誰にでもあります。

介護リフォームをおこなうことで、現在の安心・安全を向上させるだけでなく、家族の将来にも備えましょう。