新築の玄関間取りに失敗しないために!知っておきたいポイント紹介

玄関は住宅の顔です。玄関の仕様ひとつで、家全体の見た目がグレードアップしたり、暮らしやすさが大きく向上したりすることもあります。新築住宅の玄関づくりのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

新築玄関は間取りから考えてみよう

新築玄関は間取りから考えてみよう

建売住宅やマンションとは異なり、新築の注文一戸建て住宅なら、玄関の間取りも自由に選べます。その分、理想を実現しやすいのですが、上手に間取りを決めないと、「使いにくい」「悪臭がこもる」「危ない」などのトラブルが起こることもあります。間取りの間違いによって起こる6つのトラブルとそれぞれの解決策を見ていきましょう。

狭くて外で順番待ちをする必要がある

三和土(たたき)の部分や靴を脱ぐスペースが狭いと、お客さんや家族をスムーズに迎えることができなくなってしまいます。場合によっては玄関の外に待ってもらうことになり、冬夏や夜間にはより不便に感じるでしょう。

少なくとも家族が一度で入れるよう、三和土の部分は広めにとっておきましょう。また、靴を脱ぐスペースも二人以上が同時に使用できることが望ましいです。

空気がこもって悪臭がする

玄関を開けたらムッとするようなにおいが押し寄せてくるのでは困ります。空気の流れを意識して、換気できるような間取りにしましょう。

とはいえ、玄関に換気扇をつけるのは、音もうるさく見た目もスマートとはいえません。廊下や近くの部屋に窓や24時間換気システムを取り付け、玄関にいやなにおいがこもらないようにしておきましょう。

靴が入りきらず雑然としている

三和土にたくさんの靴が出ているのは、見た目も悪く、悪臭の原因にもなります。すべての靴が入るように、靴箱やシューズクローゼットなどの収納は大きめに設計しておきましょう。

また、玄関には、靴以外にも傘や杖、防水スプレー、靴磨きセットなど置くものがたくさんあります。靴だけに限っても、ブーツやレインシューズ、スノーシューズなどの丈の高いものもあります。すべてのものが収納できるように、靴の高さも考慮した十分なスペースを取っておきましょう。

段差が多く不便かつ危険

「門から玄関まで」「玄関ドアの開閉部」「三和土から廊下の部分」に段差があると、お年寄りや小さなお子さんは移動しづらいかもしれません。また、段差に引っかかって転倒してケガをする可能性もあるので、できるだけ段差は少なくなるようにしておきたいものです。

また、赤ちゃんがいるご家庭では、三和土と廊下の段差で転落する恐れがあります。玄関スペース前に柵をつくるか、段差を低くしておきましょう。

家の中が屋外まで見えてしまう

玄関ドアが道路と並行で、なおかつ玄関からリビング等の居住スペースが見渡せる場合は、玄関ドアを開ける度に屋外から家の中が見えてしまうことになります。門を高くして玄関ドアが外部から見えないようにしたり、玄関ドアを道路とは並行につけないようにしたりすることで、プライバシーを確保するようにしましょう。

また、玄関からトイレや洗面所、個室などが見えてしまう間取りもおすすめできません。玄関にお客さんがいるときであっても日常生活を送れるように、玄関とそれ以外のスペースの位置関係に配慮しましょう。

玄関の照明が暗すぎる・明るすぎる

玄関の照明が暗すぎると、家全体の印象も暗くなってしまいます。玄関に窓が取り付けられない場合は、十分な明るさの照明器具をつけるようにしましょう。

反対に、玄関の照明が明るすぎると、夜間に帰ってきたときに眩しさを感じてしまうかもしれません。リフォーム会社の設計士とも相談し、適度な明るさの照明を選びましょう。また、人感センサーにしておくと、夜でも玄関を使用しやすくなります。

玄関ドアを選ぶ際のポイント

玄関ドアを選ぶ際のポイント

どんな玄関ドアを選ぶかによって、玄関のイメージは大きく左右されます。次のポイントに留意して納得できる玄関を完成させましょう。

<扉の開き方>
一般的な片開きタイプのもの以外にも、両開きタイプ、親子ドアタイプ、引き戸タイプなどがあります。出入りしやすいのは開口部分が大きな両開きや引き戸ですが、それ相応の広いスペースが必要です。また、片開きや両開きの場合は手をはさんでしまう可能性があるため、小さなお子さんがいるご家庭はストッパーなどをつけるか、引き戸タイプを選ぶほうが良いでしょう。

<窓の位置>
玄関に窓をつけることで光を取り入れることができますが、間取り的に不可能なこともあります。玄関ドアそのものにガラスを組み込んだり、玄関ドアの横の壁をガラスブロックにしたりすることも検討してみましょう。

<防犯システム>
鍵を2ヶ所に取り付けたり、チェーンや補助錠を導入したりすることで、防犯性を高めておきましょう。必要に応じて、防犯カメラも検討しましょう。

玄関の外側も注意!庇(ひさし)や屋根、ポストやインターフォン等

玄関の外側も注意!庇(ひさし)や屋根、ポストやインターフォン等

理想の玄関をつくるためには、間取りと玄関ドア以外にも配慮する必要があります。玄関ドアの外側の庇の広さ、玄関から門までの屋根、ポスト、インターフォンにもこだわって、帰るのが楽しくなるようなマイホームを完成させていきましょう。

なお、庇や屋根を広くすると費用が高額になりますが、雨の日でも濡れずに郵便物を取りに行ったり、手を濡らさずに門を開閉できたりするので便利です。予算とも相談して、門回り、玄関回りをつくっていきましょう。

新築住宅の玄関では間取り・ドア・外側などにこだわってみよう

玄関の空間もこだわりを持って設計すれば、新築住宅をよりおしゃれに美しく見せることができます。利便性や安全性、デザインにも配慮して、間取りやドア、外部の設備を選んでいきましょう。