新築だから寝室にこだわりたい!安眠のための要素を紹介
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新築住宅では、さまざまな部屋や部分が吟味されて設計されます。しかし寝室は、リビングや玄関、キッチンなどの家族みんなで使う場所と比べると、あまり考慮されない傾向にあるのではないでしょうか。寝室の設計で押さえておくべきポイントを紹介するので、ぜひ参考にして安眠できる空間をつくってください。
目次
新築の寝室にこだわりたい要素は人それぞれ!希望をまとめてみよう
家族みんなで使うリビングや、お客さんも使う玄関やトイレとは異なり、寝室は使う人が限られています。設計時点でどの寝室を誰が使うかを決めておくならば、さらに個人の希望を反映した寝室をつくることができるでしょう。
次の各ポイントを考慮して、理想の寝室を形にしていきましょう。
寝室づくりで考慮したいポイント |
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ポイントごとに考慮する内容
ドレッサーやタンス、テーブル、ライティングデスクなどの家具を置く予定のある方は、事前に配置を考え、部屋が狭くならないようにしておきましょう。
また、テレビやパソコンなどを置く場合も、場所が十分にあるか考えておくことが大切です。それに加え、アンテナ線やインターネットケーブル、電気コードをつなぐマルチパネルが必要になるので、事前に設置場所とマルチパネルの場所を決めておきましょう。
寝室で身だしなみをすると、朝の準備がスムーズにできるようになります。クローゼットはどの程度の容量が必要か、また、ウォークインタイプか壁面タイプかについても好みを反映させましょう。
次に考えたいのがエアコンの位置です。寝ているときにエアコンの直風が当たると風邪をひく原因にもなるので、ベッドの配置を考えたらエアコンの取り付け位置も決めておきましょう。
窓の位置も重要です。隣家との距離が近い場合は、あまり向かい合わせにならないようにしつつ、十分に採光できるようにしたいものです。どこに窓を配置しても隣家の窓と向かい合わせになる場合は、木を植えたり天窓をつけたりすることも検討してください。
新築の寝室は和室?洋室?
和室も洋室もどちらも一長一短があります。和室を選ぶ場合には布団を敷くことが一般的なので、布団を好む方は和室を選びましょう。一方、フローリングの洋室を寝室にする場合には、ベッドが適しています。ベッドを好む方は洋室を選ぶほうが良いでしょう。
和室(布団) | 洋室(ベッド) | |
メリット |
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デメリット |
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高齢の方こそベッドがおすすめ
毎日上げ下ろししなくてはいけない点や、立ち上がる際に膝に負担がかかる点を考慮すると、布団での生活は高齢の方にはあまりおすすめできません。できればベッドを使用し、ひざに負担をかけずに起床できるようにしておきましょう。
寝室を日中の居室としても使用する場合には、やはりたたみを敷いた和室が好ましいと考える方もいるでしょう。部屋の一部にたたみを敷いて文机や家具調こたつを置くのも良いのですが、たたみを敷くと段差が生じて転倒リスクを高めてしまうため、おすすめできません。
和室にこだわる場合は、「和室にベッドを置く」というプランがおすすめです。リフォーム会社の設計士と相談し、和室に合うベッドや、ベッドの部分だけ板張りをすることも検討してみましょう。
新築の寝室の広さはどれくらいがいい?
寝室には、ベッドを十分に置けなおかつクローゼットを問題なく開け閉めできる空間が必要です。以下の目安を参考に、寝室の広さを決めてください。
ベッド | 寝室の広さ |
シングルベッド1台 | 4.5畳以上 |
ダブルベッド1台 | 6畳以上 |
シングルベッド2台 | 6畳以上 |
セミダブルベッド1台+シングルベッド1台 | 8畳以上 |
寝室は広ければ広いほどスペースに余裕が生まれますが、あまりにも広いと冷暖房が効きにくくなり、光熱費が高額になってしまいます。広さと快適さのバランスを考え、居心地の良い寝室をデザインしていきましょう。
新築の寝室の窓は?照明や遮音性も気になるところ!
ベッドのすぐそばに窓があると、ペアガラスであっても冬場は冷えを感じてしまいます。ベッドを置く場所と窓の位置はあまり近すぎないようにしてください。駅や幹線道路のそばに住宅が立っている場合は防音性に配慮し、窓にシャッターをつけない場合は遮光カーテンを使うなどして、快適な眠りを確保できるようにしておきましょう。
照明の位置も大切です。頭上に照明器具があると、就寝までのひとときを穏やかに過ごしづらくなります。照明器具の位置を足元のほうにするか、スタンドをベッドのそばに置くなどの工夫をするようにしましょう。
新築住宅の寝室を心身が穏やかに休める場所にしよう
毎日の健康は眠りの質によって大きく左右されます。就寝時間が快適なものであるように、広さや方角、照明、窓のレイアウト、間取りなどにもこだわり、理想の寝室をつくりましょう。