住み替えとは?失敗しないコツと住み替え前のチェックポイントを紹介
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かつては、住宅は「一生で一番の大きな買い物」と呼び、住宅購入を一生に一度のイベントとして考えている方が少なくありませんでした。しかし、今は「住み替え」の時代です。住み替えとは何か、また、失敗しないコツやチェックポイントについて解説します。
目次
住み替えとは住宅を替えること
住み替えとは、住宅を替えることを意味する言葉です。現在の不動産を不動産会社に査定に出して売却し、新居物件に引っ越します。マンションや建売住宅に住み替えることもできますが、土地を購入したり所有している土地を利用したりすることで一から住宅を建てることもできます。
高額な住宅に引っ越す場合は住宅ローンが発生し、住み替え後に返済を続けていく必要もあるでしょう。また、引っ越し費用や家具等を購入する費用もかかることがあります。
住み替える理由
住宅を替える理由はいくつかありますが、その中でももっとも大きいのが「ライフステージの変化」です。イメージとしては「ヤドカリ」です。ヤドカリは自分の身体の大きさに合わせて、貝殻を替えていきます。
人間もそうです。コンパクトハウスは機能的ですが、家族が多いときには息苦しさを感じることでしょう。反対に大きな家ならのびのびと生活できますが、高齢になって足腰が弱っているときには不便に思うかもしれません。
ご自身やご家族のライフステージの変化に合わせて、最適な住宅を選び、住み替えていくのはいかがでしょうか。常に暮らしやすさを感じることができ、住環境に対する満足度も高くなるでしょう。
また、生活スタイルの変化に合わせて住宅を替えることもあります。例えば車を手放したので駅近くの住宅に引っ越すなどは、ライフスタイルの変化に合わせた住み替えと言えるでしょう。その他にも、住み心地の向上や価値観の変化に合わせて住み替えることもあります。
住み替えに失敗しないためには?
住み替えの時代になったとはいえ、住宅が高価な買い物であることには変わりありません。「良いと思って住み替えたら、今までよりも暮らしにくくなった」というような失敗は極力避けたいものです。
住み替えに失敗しないためには、住み替えの時期を正しく見極めることが大切です。その上で、ライフステージの変化やライフスタイルの変化、住み心地、価値観の変化などに合わせた住宅を選びましょう。
住み替えの時期を見極めるポイント
「引っ越しをしたい」と思ったときが、住み替えに適した時期です。引っ越しを考えるということは、少なからず現在の住まいに不満や不便を感じているからで、住み替えることでより充実した生活を実現できるかもしれません。
しかし、あまり直感的に住み替えを決めてしまうと、後悔することにもなりかねません。住み替えの時期を見極めるポイントを2つ紹介しますので、思い当たるときは住み替えを前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
- 家で過ごす時間が減った
- 家族間のトラブルが増えた
家で過ごす時間が減った
楽しい我が家なら、なるべく家の中で過ごしたいと感じるはずです。しかし、「家にいるよりも外出したい」と考えることが増えてきているなら、住み替えを検討するほうが良いかもしれません。
また、心理的な理由により家で過ごす時間が減ったのではなく、立地上の理由で、家で過ごす時間が減ることもあります。例えば勤務先や学校が遠く、通勤通学の時間が増えてしまったために家で過ごす時間が減ることもあるでしょう。
家族間のトラブルが増えた
家に十分なスペースがないと、どうしても家族間のトラブルは増えます。例えば個室がなく、リビングルームや家族共同の寝室でしか過ごせない場合、プライバシーを保てずイライラするかもしれません。なんとなく不機嫌な気分でいるときも、一人になれる場所があるなら家族に不機嫌さを見せずに済みますが、一人になれるスペースがないと、つい感情をぶつけて家庭内に不穏な空気が流れます。
家族が多いのにトイレや洗面所が一つしかない場合も、トラブルを招きやすいでしょう。また、リビングルームが狭くてくつろぎにくかったり、ダイニングやキッチンが狭くて移動しづらかったりする場合も、家族間のトラブルは増えます。
住み替えで失敗しないコツ
住み替えで失敗しないためにも、引っ越し先は十分に時間をかけて選びましょう。次のコツを実践することで、家族みんなが納得できる住宅に住み替えることができます。
- 通勤通学に便利な場所を選ぶ
- 広さと間取り、立地のどれを優先するのか家族で決める
- 家族みんなの趣味を反映させた住宅を選ぶ
通勤通学はほぼ毎日のことですから、往復数時間もかかる場所はおすすめできません。家族みんなが会社や学校に行きやすい場所を探し、時間的にも体力的にも負担を軽減するようにしましょう。
また、広さと間取り、立地のすべてが理想通りの住宅に引っ越すことができれば良いのですが、予算等の兼ね合いもあり、優先事項を決めなくてはいけないケースも少なくありません。誰か一人が独断で決めるのではなく、家族みんなで何を重視して家を選ぶのか決めるようにしましょう。
住宅そのものを選ぶ際にも、家族みんなの趣味を反映させることが大切です。外観や庭、階段など、家族の誰もが「家の中のお気に入り」を持てるようにしましょう。
より良い生活を求めて住み替えを検討しよう
住み替えるタイミングを間違えず、家族みんなが納得できて、現在の住宅よりもメリットの多い住宅を選べば、住み替えを成功させることが可能です。より暮らしやすく、より幸せになるために、ぜひ住み替えをしてみてはいかがでしょうか。