中古一戸建って安全?メリットとデメリットを解説
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一戸建ての住宅を購入する際、お金の問題から賃貸や分譲マンションで暮らすことを考える方もいらっしゃるかもしれませんが、中古物件から探すのも1つの案です。
今回は中古一戸建てのメリットやデメリット、購入する際の注意点についてお話ししていきたいと思います。
中古物件の定義とは
中古物件と聞くと、「安いし何か欠陥があるのではないか…」「前に誰か住んでいたのでは?」と不安になる方も多いかと思います。
もちろん過去に人が住んでいた場合も中古と呼ばれますが、例え新築でも建物を建ててから1年以上経っている場合は中古物件になります。
逆に言えば、誰も入居していない築後1年以内のもの以外は、定義としてはすべて中古物件ということになります。
そのため、ほぼ新築のような綺麗な物件でも、中古として安い価格で販売されている場合もあります。
また、放置されている空き家の老朽化などが問題となったため、2015年5月に、空き家であると認定された家を持っている場合、固定資産税が今までの金額の最大で6倍になってしまう「空家法」が施行されました。
そのため、空き家を手放す人が現在非常に増えており、その数は600~700万戸にのぼると言われています。
様々な種類の中古物件を新築より安い時間で購入することができます。
中古一戸建てのメリット
それでは、中古一軒家を購入する際のメリットについて紹介していきたいと思います。
- 価格が新築より安い
上記でも述べたように、中古住宅の一番のメリットは値段が安いところにあります。
中古一戸建ての場合、物件によっては土地の値段だけでお得に一軒家を購入することも可能です。
また、建物自体はどうしても年数が経つにつれて劣化していきますが、土地は劣化することがありません。
所在地がすでに決まっている中古物件を会社や実家などと家との距離や、駅から徒歩何分かなどの条件で物件を検索したりするなどして、土地や立地の良さで決めるのも1つの手かと思います。
土地面積が広い家でも中古物件だと安くなる可能性も高いため、掘り出し物件が見つかることもあります。
- 実際の家を見てから購入を決められる
新築の場合は、どうしても実際の家が完成するまでは正確な間取りや細かい内装、雰囲気を確認することができません。
しかし、中古物件の場合は実際の物件を見て、状態や間取りなども確認でき、お気に入りの家を見つけることができます。
- 家電などがすでに付いている場合がある
中古一戸建ての場合、エアコンなどの設備や、前の人が置いていった家電が最初からついてくる場合がありますので、家を購入した後、家本体だけでなく家電のお金も浮かすことがあります。
もちろん家電自体の型が古いためいずれ買い替えは必要ですが、すぐに家電を使用できるのは魅力的ですね。
中古一戸建てのデメリット
中古一戸建て購入は、もちろん新築と比べてメリットもありますが、もちろんデメリットもたくさんあります。
トラブルを未然に防ぐためにも、デメリットについて把握しておきましょう。
- 築年数によってローンが組めない可能性がある
住宅ローンは家を買うときの強い味方です。
ただ、築年数が20年以上経過している一戸建ての場合、住宅ローンを組むことができません。
「せっかくいい家を買った後にローンが組めないなんて!」となる前に、場合によってはローンが組めない可能性があることを頭に入れておきましょう。
この問題は中古一戸建てだけではなく中古マンションにも当てはまるので注意しましょう。
- 家の設備が古い
家を建てた際は設備が最新であっても、年数が経つにつれてどうしても設備の型が古くなってしまいます。
特にコンロやお風呂などは、物によっては変えようと思っても最新のものとサイズや型が変わってしまう場合が多く、軽い気持ちで取り替えるつもりが、大掛かりな修理が必要になってしまう場合があります。
しかし、最近はリフォームやリノベーションを前提として「オーダーメイドできる家」として中古住宅を購入する方も年々増えています。
リフォームやリノベーションをする場合を視野に入れて、立地を重視し情報を検索、収集して行くのも1つの手かと思います。
- 維持費、修繕費がかかる
上記で説明した家の設備に関連する話ですが、購入時には安い中古一戸建てですが、どうしても外装や水道など年を経るうちにガタがきてしまいます。
そのため、どうしても中古物件の場合、新築より多く自分たちで定期的にメンテナンスをする必要が出てきます。
困った際はすぐに専門家の意見や不動産屋を利用し、長く安心して自分の家に住めるように心がけましょう。
中古一戸建てを購入する際の注意点
メリットとデメリットを見た上で、実際に中古物件を購入してみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、初心者が「なんとなくここ!」と適当に家を決めてしまうと、購入からその後まで様々な問題が出てくる場合があります。
まずは自分の中でしっかりと第一条件や資金、売り出されている情報の精査をし、プロに相談するようにしましょう。
中古一戸建で快適な生活を手に入れましょう
中古物件でも、粗悪な物件や問題のあるものばかりではありません。
しかし、やはりいい物件はすぐ売れてしまうため、常に情報を収集し、最適な一戸建てをお得に手に入れましょう!