中古物件を購入してリフォームするメリットと実際の手順について

住宅を購入する際、「中古住宅を購入してリフォームする」という選択肢があります。

今回は「中古住宅を購入してリフォームする」ことのメリットとデメリット、そしてリフォームする際の物件選びと手順をご紹介しますので、マイホーム購入の参考にしてみてください。

中古物件をリフォームすることのメリット

中古物件をリフォームすることのメリット
近年、中古物件を購入してリフォームをする方が増えています。

なぜ新築の物件や中古の物件をそのまま使用するのではなく、中古の物件をリフォームすることを選ぶのか、メリットとして以下の理由があります。

中古物件は新築の物件に比べて価格が安く済む

中古物件は新築の物件に比べて価格が安く済む
まず中古物件のメリットとして大きいのは価格の安さです。

国土交通省より発表されている「平成30年度調査(29年度分)住宅市場動向調査報告書」では、住宅購入時の平均資金が、土地込みで新注文住宅が平均 3,971万円、分譲住宅が平均3,933万円、分譲マンションの取得世帯で4,577万円と、どちらも3,000万円を大きく越え、ほぼ4,000万円からとなっています。

一方、中古物件の場合、中古の一戸建て住宅が平均資金が2,814万円、中古マンションの取得世帯が2,819万円となっています。

購入した中古物件をリフォームする資金の平均は241万円と新築物件と比べて安く、さらに中古物件のリフォームでも活用できるローンや補助金、減税制度もあります。

中古物件は利便性の確認がしやすい

中古物件は利便性の確認がしやすい
新築を建てるためには、まず土地を探すところから始めなくてはいけません。

近くに店のある場所や駅近くといった、利便性の高い土地はすでに他の方が購入済みであることが多いです。

やっと目当ての土地を見つけたとしても土地の面積が不十分な場合や、使用には条件が付いている場合もあります。

しかし中古物件の場合、条件のよい土地を建物ごと購入することができます。

土地に建物が建っているので、実際に現場に訪れ自分の目で選んだ場所に家を持つことのメリット、デメリットを予想することができます。

リフォームとリノベーションで自分の好みが家に反映できる

リフォームとリノベーションで自分の好みが家に反映できる
中古物件のリフォームは既にある建物を壊して建て替えるわけではなく、老朽化している箇所を修復します。

そして既存の建物を利用して床や壁、キッチンやトイレの設備、断熱や耐震性をよりよいものにします。

建物の広さも、リノベーションにより増築や減築で間取りを好きに決めることができます。

新築の注文住宅も自分好みの家を建てることができますが、必要な平均資金からもわかるように中古物件を購入してリフォームする選択を取ることで、より価格を抑えることができるのです。

しかし、予算に余裕のある方は中古物件をリフォームするより、新築の注文住宅を選択するべき場合もあるため、どちらが自分に適しているかしっかり計算して選ぶ必要があります。

中古物件をリフォームすることのデメリットとは?

中古物件をリフォームすることのデメリットとは?
上記でメリットをご紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。

以下のデメリットを確認し、中古物件の購入と、どのようにリフォームすべきか予算と合わせて検討していく必要があります。

建物の老朽化や経年劣化の確認が困難

建物の老朽化や経年劣化の確認が困難
建物の基礎部分や柱、梁といった箇所が老朽化や経年劣化していた場合、想定外の費用が発生することがあります。

また、木造の建物の場合はシロアリと腐食の確認も必須となります。

老朽化や経年劣化、シロアリ、腐食の確認は購入前に必ず行ってください。

自分の目で確認しても問題はありませんが、専門の資格を持つ建築士に調査インスペクション(建物状況調査)してもらうことをオススメします。

メンテナンス期間の把握と貯蓄が必要

メンテナンス期間の把握と貯蓄が必要
新築の住宅の場合、家のメンテナンスは10年に1度が目安と言われています。

しかし中古物件の場合、前回のメンテナンスがいつ頃行われたのか、メンテナンスの際にはどれくらいの費用が必要となるのか把握しておかなくてはいけません。

購入してすぐにメンテナンスの時期が来る場合、中古物件の購入費とリフォーム代の他にメンテナンスの費用の用意も必要となるため、見積もりの際には注意が必要です。

中古物件は住宅ローンが組みにくい

中古物件は住宅ローンが組みにくい
一度は「フラット35」という住宅ローンについて目にしたことがあるのではないでしょうか。

「フラット35」は返済期間中は金利が固定されるローンで、返済計画が立てやすいと言われています。

中古物件でも「フラット35」を使用することはできますが、「建築確認日が昭和56年6月1日以後」「耐火構造、準耐火構造に適合」「土台、床組等に腐朽や蟻害がないこと」といった条件を満たす必要があります。

さらに新築物件と比べて中古物件は建物価値、担保力が低く、住宅ローンの審査が厳しくなっています。

ローンでの返済を見込み過ぎず、資金をしっかり用意する必要があります。

中古物件を実際にリフォームするときの手順

中古物件を実際にリフォームするときの手順
中古物件をリフォームする場合、ただ物件を購入するだけとは異なり、物件探しから購入、リフォーム工事の依頼先と契約を同時に進め、さらに住宅ローンを組む予定の方は、住宅ローンの申し込みから契約の準備も進める必要があります。しっかりスケジュール管理を行い手続きを進めましょう。

まずは物件探しをしましょう

まずは物件探しをしましょう
インターネットを使用して物件の情報を自分で探すか、不動産を取り扱う仲介会社を使用して探すことになる場合がほとんどです。

仲介会社によっては、過去の事例を元に物件の購入からリフォームまでサポートしてくれる会社もあるので、資金計画の相談やリフォーム会社の相談を行うこともできます。

物件を決めましょう

物件を決めましょう
中古物件はまだ売主が住んでる場合もあるため、現地見学の際は仲介会社の予約が必須となります。

見学の際は水回りやリフォームのしやすさなどを確認し、不明点などは仲介会社を通して売主に確認することができます。

住宅ローンの使用を考えている場合は、物件選びと並行してどのローンにするか選ぶ必要もあります。

購入物件が決まった後のリフォームから入居まで

購入物件が決まった後のリフォームから入居まで
購入したい物件が見つかり次第、購入条件の交渉を行います。

交渉は仲介会社を通して売主と行い、条件に合意後に売買契約から引き渡し、そしてリフォームへと進むことができます。

リフォームが完了後、リフォーム会社の担当者と共に依頼通りに仕上がっているかの確認、「完成検査(竣工検査)」を行います。

「完成検査(竣工検査)」で問題が無ければ引き渡しを行い残金の清算をして完了です。

中古物件のリフォームでより理想の家を目指しましょう

自分の好みに合った家を建てる方法は、新築の注文住宅だけではありません。

中古物件を上手く活用し、リフォームを施すことにより価格を抑えつつも理想の住まいを建てることができます。

メリット・デメリットはありますが、ご家族と相談し自分たちに合った選択を見極めましょう。