30坪で建てる注文住宅とは?相場価格やポイントをおさえよう!
33 views

建坪が30坪の住宅は、コンパクト過ぎず無理のない大きさとして人気です。
注文住宅にするメリットや、30坪の建坪でどれくらいの間取りが実現できるのか、相場価格はどれくらいかなどご紹介します。
目次
30坪の面積ってどれくらい?
30坪と聞いてもなかなかぴんと来ないかもしれません。
畳だと60畳分、平方mだと99.3平方mの広さが30坪の大きさです。
一般的に30坪あれば家族4,5人向けの3〜4LDKの間取りが取れるので、無理のない規模で注文住宅を建てるには目安になる大きさです。
坪数 | 平米数(m²) | 畳数(おおよその畳数・中京間) |
---|---|---|
1坪 | 3.31m² | 約2畳 |
5坪 | 16.52m² | 9.98畳(約10畳) |
10坪 | 33.05m² | 19.96畳(約20畳) |
15坪 | 49.58m² | 29.94畳(約30畳) |
20坪 | 66.11m² | 39.92畳(約40畳) |
25坪 | 82.64m² | 49.90畳(約50畳) |
30坪 | 99.17m² | 59.88畳(約60畳) |
35坪 | 115.70m² | 69.86畳(約70畳) |
40坪 | 132.23m² | 79.84畳(約80畳) |
注文住宅のメリット
家を購入する際、建売で買うのか注文住宅で建てるのかがまずは大きな選択となってきます。
注文住宅とは、簡単に言うと自分の好きな住宅を建てることです。
住宅のデザインや間取りを自由に決めることができるため、様々なライフスタイルにこたえることができます。
また、すでに家を建てる土地がある場合も注文住宅になってくるでしょう。
その他にも、注文住宅にするメリットはいくつかあります。
1.外観や内装、間取りまで全てが自由!
注文住宅の大きなメリットはやはり全てが自由に自分好みにできることです。
建売住宅では叶えられないようなこだわりも注文住宅なら叶えることができるので、理想の家づくりのためには注文住宅が最適だと言えます。
2.予算の調整も可能!
注文住宅と聞くと、建売に比べて割高のイメージがあると思いますが、予算に応じた住宅を建てることができるという点もメリットのひとつです。
こだわりたい部分には費用をかけて、こだわりの少ない部分にはコストダウンすることで予算調整をすることができます。
家づくりをしていると、当初の予定よりも金額がオーバーすることは珍しくないので、コストダウンできる箇所があることは大きなメリットと言えるでしょう。
3.建築現場をチェックできる!
建売とは違って、建築現場の確認ができるのもメリットのひとつです。
依頼者が確認しにくるというプレッシャーが施工業者にもかかるので、質の良い仕事をしてくれるということも一般的には言われています。
新築戸建て家づくりのプロセス(注文住宅)
中古物件や建売住宅など数ある中で、新築・注文住宅で建てることが決まってから家が建つまでの一般的な流れを紹介します。
1.無料のオープンハウスや住宅展示場などの見学をして建築会社を決める
住宅展示場やオープンハウスなどの見学を行い、十分に情報収集したら建築会社を決めましょう。
2.建築する土地の決定・敷地調査
まだ土地がない場合は土地探しをしましょう。
建築会社でもお手伝いしてくれるので、相談してみてください。
土地が決まったら、建築予定地の敷地調査を行います。
土地の規約や制限が多いので、早めに把握をすることで、敷地を有効活用したプランを考えられます。
3.条件に合った間取りの作成
注文住宅では、自由日間取りが決められるので、ご自分の条件に合った間取りを作成してもらいます。
何度かの打ち合わせを重ね、間取りを決定していきます。
4.予算・資金計画をまとめて見積もり
3の間取り作成と並行して、概算での見積もりを出してもらいます。
予算と合わせて、費用の調整を行いながら間取りを決めていくようになります。
また、建築費用だけではなく、税金関係や、建てた後にかかるお金なども算出して資金計画をまとめていきましょう。
5.設備も含めた建築プランの確定・契約
天井や床の材質やカラー、照明やコンセントの位置、住宅の設備なども全て決定して建築プランを確定させます。
確定後、建築会社との正式な契約を交わします。
契約は建築プラン確定前に交わすこともあります。
6.基礎工事・内外装工事
いよいよ工事に入ります。
家の基礎から工事に入っていきます。
7.お引き渡し前の検査・ご入居
完成後はお引き渡し前の検査を行います。
最終確認をしたら入居となります。
30坪で広々と暮らすためのポイント
30坪の家で理想的な暮らしをするために、まずはライフスタイルにあった間取りを考えましょう。
決して広さに余裕がありすぎるという大きさではないので、30坪の家では工夫が必要となってきます。
1.ライフスタイルを考えよう
家を建てる際には現在のライフスタイルはもちろん、将来の家族構成も予測した間取りの設計が必要となります。
子供がいるかいないか、同居する家族は何人なのか、将来的には何人になる予定なのか、などできる限りの将来を予測して間取りを考えていきましょう。
10年20年と住んでいく中で、子供の進学や就職などで部屋が空くことも考えられます。
部屋が空いてしまった時にデッドスペースにならないよう、仕切りに家具を使うなどで部屋をわけずに広く使える方法を考えるのもいいかもしれません。
2.生活動線を確認しよう
家を建てるにあたって、生活動線を考えることは大切です。
長く住む家だからこそ、便利に効率よく生活していきたいですよね?
家族全員の生活スタイルを考えて、動きやすさを考慮していきましょう。
また、家事が効率的にできる動線も大切です。
料理や洗濯、掃除など毎日するような家事が効率よくできるように考えてみましょう。
3.収納スペースの確保
30坪の家だとタンスや棚などの収納家具を置きすぎると家が狭く感じる恐れがあります。
なるべく収納家具を使わなくていいように、クローゼットや床下収納、階段下収納などの収納スペースを確保していきましょう。
アイディアはたくさんあるので、プロのハウスメーカーに相談してみることをおすすめします。
4.広く感じるような工夫をする
視覚的に広く感じるような工夫をすることで、30坪の家でも広々と感じることができるでしょう。
吹き抜けやリビングとダイニングが横並びになっている間取りなどが人気です。
インテリアを使って広く見せる工夫もおすすめです。
30坪の注文住宅の相場価格
30坪の注文住宅の相場価格といっても、実際には注文住宅なのでバラつきがあります。
坪単価は注文内容によって30万円台にもなりますし、100万円以上になることもあります。
実際に住宅を建てるハウスメーカーによっても価格帯は変動します。
30坪注文住宅の相場は約2,580万円
住宅金融支援機構が実施したデータを基に算出すると、30坪注文住宅の相場価格は2,580万円ほどになります。
ただしあくまでもデータを基にした相場であって、事例としては1,000万円以下の住宅から3,000万ほどの住宅まで幅広く建てられています。
なぜ価格が違うのか?
前述したように注文住宅においては注文内容次第で大きく価格が変動します。
素材にこだわったり、造作家具の制作があったりすると価格は高くなりますし、シンプルに作りあげれば価格をおさえることもできます。
また、平屋なのか2階建なのか3階建なのかでも価格は変わってきます。
建設業者を決めるポイント
家づくりで重要になってくることとして、多数ある建築業者のなかから実際に依頼する建設業者を選ぶことが挙げられます。
理想の住まいを手に入れるために、パートナーとして信頼ができる建築業者を選びましょう。
保証内容やアフターサポートはハウスメーカーを
住宅を建てた後のサポートや保証内容を重視するのであればハウスメーカーの選択がおすすめです。
特に大手のハウスメーカーでは保証がしっかりとしているので、内容を比較しながら選ぶのもいいかもしれません。
デザインや設計を重視する人は工務店を
外観や住宅の間取りにこだわりたい人は工務店に依頼しましょう。
希望内容をしっかりとヒアリングして設計に落とし込んでくれるという点が工務店では大きなメリットです。
ハウスメーカーやローコストメーカーは商品を規格化していることが多く、素材やデザインの自由度はあまり高くありません。
工務店であれば、大手メーカーよりも比較的費用も少なく、設計も自由度が高い注文住宅を実現してくれます。
費用を抑えたい場合はローコストメーカーを
本体価格をなるべく抑えたい、予算が限られている場合にはローコストメーカーがおすすめです。
材料を大量生産していることが多いので、工務店やハウスメーカーに比べて、自由度は低くなってきますが、2~3割は安く建築できると言われています。
30坪の注文住宅で理想の家づくりを!
30坪という大きさで後悔しない家づくりをするためにも、予算をどれくらいかけるのか、どんな家に仕上げたいかをしっかり考えてみましょう。
注文住宅にすることで、より自分の理想に近い家を作ることができます。