住宅を建て替えるときの費用やリフォームとの違いとは?わかりやすく解説!
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現在住んでいる建物や一戸建て、高齢両親の住宅などの住まいの建て替えやリフォーム、売却、または新築を建てるか、賃貸への引っ越しなどの検討はしてはいるが何から手を付ければいいのかわからないという人は多いと思います。
そこで、今回の記事は住宅の建て替えとリフォームと建て替えの違いと建て替えのメリット・デメリット、そして費用感を紹介していきます!
目次
リフォームと建て替えの2つの違い
最初に押さえておきたいのは「建て替え」と「リフォーム」の違い。
同じなようで、意外と同じではないのです!
どこが違うのか?どちらがどうお得なのか?
まずはそこの違いについて3つの違いから解説していきます!
違い1、定義の違い
「リフォーム」は、住まいの基礎部分は今のまま使用し、住宅を部分的に修繕や回収すること。
「建て替え」とは、今の住まいの基礎部分から取り壊し、建築物を1から新しく建てること。
つまり「リフォーム」は基礎をそのまま残し、「建て替え」は基礎から壊し新しくその上に建築することです。
違い2、費用感
住まいをリフォームするのはおおよそ500万円~2000万円以上です。
もちろんリフォームの依頼度合いによりますが、だいたい大規模修繕リフォームを行ったとしても、1000万円くらいが多いです。
今の自宅の査定がリフォームをすることで上がるのなら、リフォームをする意味がありますよね。
逆に建て替えの費用の目安は約1000万円~4000万円以上が相場です。
やはり基礎から建て直すだけあり、金額のリフォームに比べると大きく変わってくる印象です。
建て替えの時にローンを組まれる方も多いようで、中古住宅を買った方が安いこともあります。
建て替えの3つのメリット・デメリット
まず建て替えのメリットから紹介していきます!
・間取りを最初から組み立てるので、1から住宅の間取りを見直すことができる
・地震が多い日本で欠かせない、耐震や遮熱などの性能のいい設備をつけやすい
・先祖代々受け継がれてきた土地に住める
そして建て替えのデメリットは
・基礎からやり直すことが多いので、新築を立てるときに組む住宅ローンと同様の費用、そして手間が掛かる
・断熱材や耐震設備で今よりも壁が厚くなり、住居スペースが減る可能性がある
・建て直す際に取り壊した廃材の処分費の問題
です。
それぞれ解説していきましょう。
建て替えのメリット1.間取りの変更ができる
建て替えは基礎から壊すことが多いので、古い間取りにとらわれることなく新しい間取りを設計することができます。
そのため今のバスルームの大きさを広げるなど、リフォームでは条件的にやりづらいことも建て替えなら取り組みやすいことも大きな特徴です!
今の間取りを気に入っていない方や、未来の家族計画において部屋を増やす予定の方には向いています。
建て替えのメリット2.安全性の向上
基礎を解体し、新たに物件を建てる場合は、地盤強化や耐震性、防火性などから着手することができ、現在の基準にあった施工を行うことができるのでしっかりと安全性を求めることもできます。
さらに最新の法律や、設備を導入することができるので、耐久性、機能性の充実にも期待が持てます。
建て替える前より長く安全に暮らしていくためには欠かせません。
建て替えのメリット3.住み慣れた町に住める
今住んでいる土地で、建て替えをするということはずっと長く住んでいた土地で、慣れている公共交通機関や美味しい定食屋さん、仲のいいご近所さんなどと離れずに新しい家で暮らしていくことが可能です。
新しい土地で慣れるまでのストレスや時間を考えると建て替えの方が楽に感じることもあります。
建て替えのデメリット1.手間と費用
基礎から解体するので、費用と手間がかかります。
さらに工事期間も長めになるため、仮暮らし用の賃貸マンションやアパート、ホテル代など予定以外の出費が重なることもあります。
自分の家の建て替えにいくら費用が掛かり、どれくらいの期間を必要とするのかは把握して臨むべきです。
詳しい費用のお見積もりや期間は不動産会社に聞くことをおすすめします。
建て替えのデメリット2.住居スペースの減少
建て替える家は家としての寿命が近い古い家がほとんどです。
多くの古民家では壁に防火シートや住居自体に耐震設備が入っていないこともあります。
建て替えの際に耐震工事や防火設備を施工するとなると、壁の厚みがまして部屋が狭くなったり、耐震性の問題で柱を増設したり以前の住宅よりも住居スペースを自由に確保できないこともあります。
建て替えのデメリット3.廃材の処分費
建て替える際に避けて通れないのが、廃材です。
廃材は意外と処分費が高く、多くは施工会社が持って行ってくれますが処分費が高くつくことが多いです。
手間がかかっても少しでも安く費用を抑えたい方は、知り合いの廃棄物業者に持って行ってもらうことがおすすめです。
さらに銅管や金属系は買い取ってくれるところに持って行って買い取ってもらうことで、建て替えの費用に充てることができます。
建て替えの費用を理解し無理のない計画を
建て替えは費用や設備の価格、期間ともに負担が施工主にかかることが多いです。
費用感の目安はもちろんのこと、施工期間などもきちんと把握し、施工期間中仮住まいや、廃材の処理方法など情報をしっかり把握して、計画を立てていきましょう!