年金定期便の見方とは?理解しておきたい確認ポイントを紹介

自宅に郵送されてくる「年金定期便」を読んだことはありますか?

定期的に届いていることすら気付いていない方もいるでしょう。

実は年金定期便には将来に関わる重要な情報が多数掲載されています。年金定期便の見方について解説します。

年金定期便とは?見逃している人が多いので要チェック!

年金定期便

年金定期便(ねんきん定期便)とは、その名の通り、日本年金機構から定期的に郵送されるお知らせのことです。

年に1度、定期的に自宅に届きます。

通常はハガキで届きますので、内容を確認せずに捨ててしまっている方もいるかもしれません。

しかし、1枚のハガキの中には重要な情報が多数記載されていますので、すぐ捨てずに、まずは中身を見てください。

年金定期便は誕生月に届いている

年金定期便は、年金加入者の誕生月に届きます。

例えば誕生日が10月20日なら、10月のいずれかの日に年金定期便が郵送されます。

通常はハガキで届きますが、35歳と45歳、59歳の誕生月は封書で届きます。

ハガキで届く年金定期便には、1年間の年金保険料の納付履歴について記載されていますが、封書で届く年金定期便には、今までの年金保険料の納付履歴や将来的に受け取る年金について記載されています。

年金定期便の見方!50歳未満の人に届いた場合

年金定期便の見方

ハガキで届く場合も、被保険者の年齢と年金受給の有無によって年金定期便に記載されている内容が異なります。

被保険者の年齢が50歳未満のときと50歳以上のとき、また被保険者が年金受給者であるときの3つのパターンがあり、それぞれ年金定期便の読み方が異なります。

まずは被保険者が50歳未満のときの年金定期便の見方を紹介します。

50歳未満の人に届く年金定期便の例

満20歳以上50歳未満の国民年金加入者、50歳未満の厚生年金に加入している方は、以下の年金定期便を受け取ります。

三枚開きになっており、右側には過去1年間の納付状況が記載されています。

中央部には、去年の時点での将来の年金受給額と、今年の時点での将来の年金受給額が棒グラフで表示されています。

現状のまま納付を続けると年金受給年齢になったときにいくらの年金を受け取れるのか、また、年金受給を5年間遅らせたときの年金受給額についても記されています。

年金受給年齢を5年遅らせると、年間当たりの年金受給額は最大(通常の42%増)になります。

<ねんきん定期便(50歳未満)表面>
年金定期便(50歳未満)

<出典:日本年金機構「ねんきん定期便の様式(サンプル)と見方ガイド>

年金定期便の見方!50歳以上の人に届いた場合

年金定期便(50歳以上)

50歳以上の人に届く年金定期便は、年金を受給しているかどうかで内容が異なります。

年金を受給している場合は、年金保険料の支払いがなくなりますので、三枚開きの右側には受給状況が記されます。

厚生年金保険料を支払ってきた方は厚生年金と国民年金が別々に記載され、どのような配分で年金を受け取っているのかが一目で分かるようになっています。

一方、中央部には今まで年金保険料を納めた期間の長さが記されます。年金受給者にお知らせがある場合も、年金定期便の中央部に記されます。

50歳以上の人に届く年金定期便の例

満50歳以上かつ年金をまだ受け取っていない被保険者には、以下の年金定期便が届きます。

三枚開きになっており、満50歳未満の被保険者が受け取るハガキと同様、右側には過去1年間の年金保険料の納付状況が記されています。

しかし、中央部分に記されている棒グラフは、満50歳未満の被保険者が受け取るものとは異なります。

去年までの保険料と今年納付した保険料による受給年金額を示す棒グラフはなくなり、年金受給年齢で受け取る年金額と受給開始年齢を遅らせたときの年金額についての棒グラフのみとなります。

棒グラフの下部には今までの保険料納付額が数字で記されます。

厚生年金保険料を支払ったことがある方は、厚生年金保険料の合計額と国民年金保険料の合計額が別々に記載されます。

<ねんきん定期便(50歳以上)表面>
年金定期便表面(50歳以上)

<出典:日本年金機構「ねんきん定期便の様式(サンプル)と見方ガイド」>

年金定期便の見方!裏面も確認しておこう

土地を選ぶ際のチェックポイント

年金定期便の裏面にも重要な情報が記載されています。

50歳未満の被保険者が受け取る年金定期便には、今までの保険料納付額の合計が記載されています。

そして、年金加入期間が国民年金と厚生年金に分けて表示されています。

年金加入期間の右側に「受給資格期間」が表記されており、この欄の中の数字が120を超えると将来的に年金を受給できます。

一方、50歳以上かつまだ年金を受給していない方が受け取る年金定期便の裏面にも、年金加入期間について記載されています。

50歳未満の被保険者と同様、「受給資格期間」の欄が120を超えているときは、満65歳以上になったときに年金を受け取ることが可能です。

年金加入期間の下部には、老齢年金の種類と受給見込み額について記載されています。

もっとも右側に記載されているのは、満65歳になったときに受け取る年金(老齢基礎年金と老齢厚生年金)ですが、左側に記載されているのは満65歳未満で受け取れる年金についての情報です。

生年や年金納付状況によって異なりますので、かならず確認しておきましょう。

<ねんきん定期便(50歳未満)裏面>

ねんきん定期便裏面(50歳未満)

<ねんきん定期便(50歳以上)裏面>

ねんきん定期便裏面(50歳以上)

35歳・45歳・59歳の誕生月に受け取る年金定期便

35歳・45歳・59歳の誕生月に受け取る年金定期便

35歳と45歳、59歳の誕生月には、通常のハガキタイプの年金定期便とは異なり、封書タイプの年金定期便を受け取ります。

封書の中にはパンフレットが一部とお知らせの紙が2~3枚入っています。

パンフレットは決して少なくない分量ですが、重要な内容が記されていますのでかならず目を通すようにしてください。

特定の誕生月に受け取る年金定期便の内容

お知らせの紙のうちの1枚は、「ねんきんネット」の案内です。

日本年金機構の「ねんきんネット」に登録すれば、年金の加入状況や受取予定額はインターネットで調べることができます。

登録方法について説明されていますので、登録手続きを済ません、こまめに年金についてチェックする習慣を身につけましょう。

また、お知らせの紙の2枚目は、年金受給年齢を繰り下げることで受給できる年金の年額が増える制度についての案内です。

最大5年間繰り下げられ、年金年額を42%増やせます。

反対に年金受給年齢を繰り上げることもでき、年金年額が最大30%減額されます。

パンフレットには、年金保険料納付履歴がすべて記載されています。

この履歴が年金定期便の中でもっとも重要な情報と言っても過言ではありません。

すべての履歴を確認し、納付したのに表記されていない記録があるときは、速やかに年金事務所に申告するようにしてください。

将来の年金受取額に大きく影響を及ぼします。

年金定期便はあなたが将来受け取れる額がわかる重要書類

年金定期便には、将来受け取れる年金の金額が記されています。

老後のライフプラン、マネープランを立てる上で活用していきましょう。

また、納付記録に漏れがないか確認し、納付した金額に応じた年金を受け取れるようにしておきましょう。